第31回 企業交流会

企業交流会 JAXA 筑波宇宙センター のご案内

『高信頼性システムのシステムズエンジニアリングのための評価』

開催日程変更のお知らせ

【第31回企業交流会JAXA筑波宇宙センター開催日程を 9月4日(金)に延期】

 新型肺炎ウイルスの感染拡大の状況を考慮して,JAXA企業交流会の開催について(国研)宇宙航空研究開発機構の関係者と協議した結果,2020年9月4日(金)に開催延期することに決定いたしました。

開催延期の理由:
・現状の感染拡大の状況が当初の開催日までに収まる可能性が低く,講演者や参加者に感染リスクがあること。
・上記の状況から会社等の出張制限により参加者が減ることが想定され,交流会の開催効果が低下する可能性があること。
・大型バスによる見学も、バス空間の閉鎖性を考えると中止にせざるを得ず,見学なしでは交流会の魅力が大きく損なわれること。
・コロナウイルスを気にしながら交流会を実施しても,参加者は落ち着いて議論できないであろうこと。
 
 なお、すでに参加申込をされた方には,延期日程への参加希望の有無,入金済みの参加費の取り扱い等,直接連絡を取って対応していく予定です。どうぞご理解のほどお願いいたします。
 

2020年2月21日
品質工学会事業部会企業交流会企画委員会
委員長 近岡 淳

開催案内

 第31回企業交流会を国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)筑波宇宙センターにおいて開催いたします。品質工学会とJAXA設計標準ワークショップとの共同開催で行います。メインテーマは「高信頼性システムのシステムズエンジニアリングのための評価」とし,具体的には少量生産における予測評価,信頼性評価,ロバスト設計技術の方法に絞って,どのように取り組むかについて発表と討論を行います。

テーマ 高信頼性システムのシステムズエンジニアリングのための評価 〜品質工学の活用と課題を探る〜
日 時 2020年3月6日(金) 2020年9月4日(金) 10:20-17:30
訪問先 JAXA筑波宇宙センター(茨城県つくば市千現2-1-1) [アクセス案内
集合場所 筑波宇宙センター見学に参加される方:当日9:40までにつくば駅(つくばエクスプレス)に集合。
筑波宇宙センター見学に参加されない方:12:00までに企業交流会会場(総合開発推進棟[構内マップ])にて受付。
交通手段 つくばエクスプレス つくば駅からバスを利用。物質材料研究機構バス停にて下車、徒歩1分。
定 員 100名(品質工学会員が優先となります。)
申込締切 2020年2月21日(金) ただし,定員になり次第締め切ります。参加ご希望の方はお早めにお申込みください。
参加費 見学あり:会員10,000円 非会員20,000円 / 見学なし:会員9,000円 非会員19,000円
(懇親会は別途参加費4,000円を予定。懇親会のみの参加はできません。)
主 催 一般社団法人 品質工学会
 

参加申込

 2月21日をもって参加申込受付は終了しました。 

プログラム

10:20 JAXA筑波宇宙センター見学(バス移動を含む)(先着80名;品質工学会員優先)
見学内容(JAXAのWebサイトに移動します)]
12:00 昼食
13:00 開会挨拶
・品質工学会会長 谷本 勲
・JAXA安全・信頼性推進部 部長 泉 達司
13:10 講演「ロケットエンジンの信頼性向上
JAXA 沖田耕一
14:00 壇上発表
(1)スカイアクティブ成功への道
マツダ(株) 武重伸秀
(2)単位空間を動的に生成する事による機械設備・プラント異常診断の精度向上
(株) IHI 茂木悠佑
(3)JAXAのロバスト設計ハンドブックの概要と今後の適用について
JAXA 角 有司
(4)QFDとロバスト設計を組み合わせたロケットターボポンプ用タービンの最適化
JAXA 川崎 聡
16:00 パネルディスカッション「高信頼性システムのシステムズエンジニアリングのための評価」
司会:JAXA 角 有司
パネリスト:講演者,壇上発表者
17:30 閉会挨拶
18:00-19:30 懇親会(申込先着50名)

 

講演の概要

講演「ロケットエンジンの信頼性向上」

JAXA 沖田耕一

 
 ロケットを含む宇宙輸送システムは、高い信頼性に基づいた「性能」「低価格」及び「運用性」が要求され、その中でも、ロケットエンジンは、ロバスト性が第一であり、常に高い信頼性・安全性が要求されている。現在H3ロケット開発中である、新たなロケットエンジンの開発などに対して、開発初期段階、設計段階における、品質工学、QFDなどを活用した信頼性向上活動について紹介する。

壇上発表の概要

発表(1)「スカイアクティブ成功への道」

マツダ(株) 武重伸秀

 
 2008年のリーマンショック後、日本経済は急激に悪化し、弊社は開発資金に苦労する事態となった。しかし、それまで支えて下さった地元広島の皆様を裏切る訳にはいかず、お客様に満足頂くにはどのような商品を開発すべきか、お金と時間を掛けないでどのように開発すべきか考え抜いて商品化したのがSKYACTIV-Gである。そこでは開発部門のみならず生産部門とも一体となり、品質工学やCAEなどを駆使して大幅に開発効率を高め、難局を乗り切ることに成功した。その経緯を紹介する。

発表(2)「単位空間を動的に生成する事による機械設備・プラント異常診断の精度向上」

(株)IHI 茂木悠佑

 
 IHIでは,MT法を用いたプラントなどの異常診断システムの実用化に取り組んできた。この取り組みの中で,(1)稼働状況がダイナミックに変動する (2)季節変動の影響を受ける などの診断対象で問題となる,「誤検知」「未検知」に対応するため,診断毎に単位空間を最適化する「動的単位空間」手法と,生成された動的単位空間を評価し,最適な判定閾値を設定する「動的判定閾値」手法を用いて,検知精度を大きく向上させた。

発表(3)「JAXAのロバスト設計ハンドブックの概要と今後の適用について」

JAXA 角 有司

 
 近年の宇宙開発競争は厳しさを増しており、新たなミッションを創造の実現と、より高い信頼性とコストダウンの両立が望まれている。JAXAでは、これまで職員向けの研修を通じて品質工学の活用を推進し、様々な開発において品質工学の適用が進められてきた。また、2019年度からは、JAXA、宇宙機メーカ、品質工学会会員、等で構成される委員会を設立し、標準化活動に着手した。本発表では、検討中のロバスト設計ハンドブックの概要について報告するとともに、適用に向けた課題について報告する。

発表(4)「QFDとロバスト設計を組合せたロケットターボポンプ用タービンの最適化」

JAXA 川崎 聡

 
 ロケットターボポンプ用タービンを対象に、QFDとロバスト設計を組合せた最適設計の事例を紹介する。QFDによる技術展開を用いて「市場のニーズ」が反映された形での「重要設計パラメータ」を特定し、それらを用いてタービンの不安定化力低減を目的としたロバスト設計による最適化を実施した。その結果、QFDとロバスト設計の弱点をお互いに補強し、「市場のニーズ」に合致した最適化が効率よく行えることを示した。

お問合せ

企業交流会に関するお問い合わせは,品質工学会事務局までお願いします
  品質工学会事務局 金野(こんの) 

  ・ TEL (03) 6268-9355  ・FAX (03) 6268-9350