品質工学関連規格

品質工学会規格

 品質工学会は、学会規格として2007年に品質工学用語規格を定めました。基本、MTシステムの2つからなります。品質工学の進化、発展に応じて、適宜、規格の改定も行われる予定です。
 
   品質工学会規格 QES S 1001:2007 品質工学用語(基本) [PDF]
   品質工学会規格 QES S 1002:2007 品質工学用語(MTシステム) [PDF]

品質工学をベースとしたISO規格

ISO 16336 : 2014(ロバストパラメータ設計)

Applications of statistical and related methods to new technology and product development process -- Robust parameter design (RPD)(新技術及び新製品開発プロセスのための統計的方法の応用 -- ロバストパラメータ設計(RPD))
 
 ISO/TC69/SC8で開発された,品質工学をベースとする最初のISO規格です。原案は,品質工学会原案作成委員会において作成され,TC69国内委員会を通して日本から提案されました。
  
   ISO 16336:2014 閲覧(概要のみ)(ISO公式サイトへのリンク[英語]
   ISO 16336:2014 購入日本規格協会 Web Storeへのリンク

品質工学をベースとしたJIS規格

JIS Z 9061 : 2016(ロバストパラメータ設計

 新技術及び新製品開発プロセスのための統計的方法の応用 -- ロバストパラメータ設計(RPD)
 
 ロバストな製品を実現するために効率的な,タグチメソッドに基づく最適化の方法論であるロバストパラ−メタ設計(パラメータ設計ともいう)を適用する指針について規定しています。IS0 16336:2014 の翻訳JIS規格となります。
 
   JIS Z 9061:2016 閲覧(日本工業標準調査会Webサイトへのリンク)
   JIS Z 9061:2016 購入日本規格協会 Web Storeへのリンク)

JIS K 7109 : 1986(プラスチックの寸法許容差の決め方)

 損失関数に基づいて,プラスチックの寸法許容差を合理的に定める方法について規定しています。品質工学をベースにした最初のJIS規格です。
 
   JIS K 7109:1986 閲覧(日本工業標準調査会Webサイトへのリンク)
   JIS K 7109:1986 購入日本規格協会 Web Storeへのリンク

JIS Z 9090 : 1991(測定ー校正方式通則)

 物理量の測定に用いる計測器の校正方式の定め方および測定に関わる誤差の大きさの求め方について規定しています。ここで校正方式とは,計測器の校正において必要な事項および方法を定めたものをいいます。品質工学の誤差評価,経済性評価の考え方と方法を適用しています。
 
   JIS Z 9090:1991 閲覧(日本工業標準調査会Webサイトへのリンク)
   JIS Z 9090:1991 購入日本規格協会 Web Storeへのリンク

JIS Z 8403 : 1996(製品の品質特性ー規格値の決め方通則)

 出荷時の製品の品質特性の規格値を,要求条件と経済的観点との兼ね合いで合理的に決まる方法について規定しています。ここで製品とは,商取引の対象となる品物で,ある一定の手段・工程を通じて製造されたものであり,半製品も含みます。プラスチック製品を対象とした規格(JIS K 7103)を一般の製品の特性値に拡張したものです。
 
   JIS Z 8403:1996 閲覧(日本工業標準調査会Webサイトへのリンク)
   JIS Z 8403:1996 購入日本規格協会 Web Storeへのリンク