次世代経営研究会
「次世代経営研究会」発足のお知らせ
品質工学会では、経営者が品質工学の考え方も含めて経営に有効な技法・プロセスを理解し探索することと、それらの実践へのリーダーシップをとって頂くことが企業の競争力強化の鍵であると考え、経営者を対象とした事業を企画する経営委員会を設置しています。
この度、経営委員会の活動の一つとして「次世代経営研究会」を発足いたします。
次世代経営研究会発足のご案内(.pdf)
次世代経営研究会 参加登録申込書(.docx)
参加申込・お問い合わせ
参加登録は随時受付いたします。
申込みは参加登録書に必要事項をご記入の上、E-mailにて学会事務局までお申し込みください。
また、申込みに関するお問い合わせは学会事務局まで、
本研究会の内容に関するお問い合わせは次世代経営研究会幹事までお願い致します。
*学会事務局 金野
・TEL:03-6268-9355 ・FAX:03-6268-9350 ・E-mail:keieikenkyukai[アットマーク]office.rqes.or.jp
*次世代経営研究会幹事 近岡
・TEL:090-4243-8685 ・E-mail:jchika[アットマーク]nifty.com
次世代経営研究会概要
1)設置目的
経営委員会の使命を具体的に展開するために、経営者として共通する課題を抽出し、それを解決するための情報交換および研究を行う共創の場とします。主に活動する領域を以下に設定しています。
①「経営課題の設定の場」
日本企業を取り巻く環境からの様々な課題を抽出し、その解決策を技術経営の視点から 議論することにより、自社での経営活動へのヒントを得ていく。
②「共創の場」「普及の場」
メンバー自身の経営革新への取り組みと課題を共有し、本研究会も含めて学会組織全体で 支援して解決していく活動を行い、メンバーに対する実質的な成果に繋げていく。
③「ベンチマーキングの場」「研究開発の場」
日本企業の経営視点での技術活動全体を対象として、「革新と創造の時代」に相応しい適切な経営手段を探求・開発する。
*活動の展開イメージは以下になります。
日本企業の課題抽出 ⇒ 学会と企業とのコラボ活動で社会貢献 ⇒ 手法の進化、展開
2)メンバー構成
運営委員会と一般登録会員で構成します。30名以上登録する予定です。
①運営委員会:
経営委員会、賛助会員企業、経営学・技術経営学及び品質管理分野の大学教授等
委員長: 谷本勲 元 アルプス電気(株)専務取締役、品質工学会 前会長
幹 事: 近岡淳 (有)近岡技術経営研究所 代表取締役社長、品質工学会 副会長
幹事補佐:細川哲夫 (株)リコー 先端技術研究所 HDT研究センター 設計基盤開発室 開発六グループ 品質工学会・理事/事業部会長
武重伸秀 マツダ(株) 車両開発本部首席エンジニア 品質工学会・副会長
②一般会員の対象:
企業役員(経営層)、部長クラス、大学教授(技術経営学等)、官公庁役職者、技術経営、技術マネジメントに関心がある方
3)活動形態
①メンバー講演とパネルディスカッションのセット
②メンバーの経営革新への取り組みや悩みを輪番で紹介し議論する
③本研究会に関連する話題を提供いただくゲストの講演
④経営研究 WG を設置し、本研究会の設置目的の一つである経営に関する「研究開発の場」を設置し活動する
⑤優れた経営を実践している企業などの見学会(海外も含む)
⑥他の団体で運営する経営層対象の研究会・交流会等と共同でのシンポジウム開催
4)次世代経営研究会 開催形態の基本概要
①開催頻度、時間帯
三か月に1回開催
第一部/第二部 講演・パネル討論等 15:00~18:00(約3 時間)
第三部 懇親会 18:10~19:10(1 時間)
*リモート開催の場合、懇親会は中止
②会場
都内ホテル(例:KKR ホテル東京(竹橋))、公的機関の会議室 等
*新型コロナウイルスが収束するまではリモートで開催
③会費
3 万円/回(懇親会費込み、賛助会員企業は 20%割引)
リモート開催の場合は参加費 1万円/回
定例会プログラム履歴
第1回目~第10回目の開催プログラムは下記内容にて実施しました。その後、3か月~6か月毎に定例会を継続して開催していきます。また、2022年5月より定例会から抽出された重要な課題をさらに深堀りするWG活動も開始いたしました。
第1回:2020 年11 月17 日(火)
日本企業を取り巻く様々な課題について講演いただく方を招聘し、提示された課題について参加者全員でパネリストを中心に参加者全員で議論し、重要な課題を浮き彫りにして共有化する。
(1)基調講演: 講演者:藤本隆宏氏 東京大学大学院経済学研究科教授 ものづくり経営研究センター・センター長 仮 題:「現場から見上げる企業戦略論-デジタル時代への対応-」
(2)パネル討論: 運営委員数名が基調講演で提示された経営課題に対して、さらに深堀りして共有化していくための質疑を行う。さらにその対策についてのアイデアがあれば、コメントする。
司 会:谷本勲氏 品質工学会 前会長、元・アルプス電気(株)専務取締役
第2回:2021年2月15日(月)
(1)経営課題の共有化: 登録メンバーの所属企業へ「経営課題とその課題に対する現状での対策」に関するアンケ ートを事前に依頼し、その整理した資料を発表し共有する。
(2)事例発表: 企業の経営課題とその対策について、具体的な事例をご紹介いただく。
講演者:武重伸秀氏 マツダ(株) 車両開発本部首席エンジニア 品質工学会・副会長
演 題:「マツダの経営課題と開発部門の変革活動 -品質管理および品質工学の考え方の応用」
(3)パネル討論 事例発表で提示された課題に対するQ&Aを行い、課題とその対策について掘り下げる。
司 会:椿広計氏 品質工学会 会長、統計数理研究所 所長
第3回:2021年5月18日(火)
(1)事例発表 経営課題とそれに対する取り組みの実践例をご紹介いただく。
講演者:武部浩太郎氏 コニカミノルタ(株) 技術戦略部第1・GL(部長)
演 題:「イノベーションを創出する技術経営への取り組み」
(2)パネル討論 事例発表で提示された課題をQ&Aを行い、さらに掘り下げる。
司 会:吉澤正孝氏 クオリティ・ディープ・スマーツ(有組) 代表、品質工学会 理事
第4回:2021年8月20日(金)
(1)事例発表:経営課題とそれに対する取り組みの実践例をご紹介いただく。
講演者:石川卓哉氏 古河電気工業(株) 先端技術研究所解析技術センター主査
演 題:「 幅広い事業領域を有するメーカーとしての経営課題とその対策」
(2)1回目~3回目で議論した内容をWGでまとめを行い発表する。
発表候補者:細井光夫氏 (株)小松製作所 コマツウェイ総合研修センタ
(3)全体討論 これまでの 4 回の講演・事例発表で提示された課題及びアンケートから整理された課題を再度共有し、その対策などに関して全員で討議する。
司 会:浜田和孝氏 Hamada Quality Solution 代表、品質工学会 副会長
第5回:2021年11月15日(月)
(1)基調講演:経営課題とそれに対する取り組みの実践例をご紹介いただく。
講演者:岩本祐一氏 株式会社小松製作所(コマツ) 専務執行役員 CTO
演 題:「お客様になくてはならない存在になる」ために コマツのブランドマネージメント活動と顧客価値創造
(2)パネル討論:基調講演で提示された課題をQ&Aを行い、さらに掘り下げる。
司 会:原田洋一郎氏 旭化成株式会社 研究・開発本部技術政策室DX事業開発部 次長
第6回:2022年2月15日(火)
(1)基調講演:経営課題とそれに対する取り組みの実践例をご紹介いただく。
講演者:木下泰三氏 一般社団法人情報処理学会(IPSJ)事務局長・工学博士(元・日立製作所)
演 題:「経営者から見たIoT/AI/DX戦略と先端事例」
(2)パネル討論:基調講演で提示された課題をQ&Aを行い、さらに掘り下げる。
司 会:野村剛彦氏 古河電気工業株式会社 研究開発本部 デジタルイノベーションセンター・センター長
第7回:2022年5月17日(火)
(1)基調講演:経営課題とそれに対する取り組みの実践例をご紹介いただく。
講演者:戸谷圭子先生 明治大学専門職大学院グローバル・ビジネス研究科 専任教授
演 題:「サービタイゼーションと共創価値の創造~日本の製造業の現状と向かうべき方向」
(2)パネル討論:基調講演で提示された課題をQ&Aを行い、さらに掘り下げる。
司 会:宗平雅己様 三菱ケミカル株式会社 福岡研究所 機能性無機材料研究室
第8回:2022年8月30日(火)
(1)日本の成長を支えたSQCからTQCへの進化を振り返り、日本企業の発展と衰退への影響分析と課題を紹介いただく
講演者:椿広計氏 統計数理研究所・所長 品質工学会・会長
演 題:「日本の成長を支えたSQCからTQCへの進化を振り返る~更なる成長が何故出来なかったのかを考えるべき時機では?」
(2)パネル討論:基調講演で提示された課題をQ&Aを行い、さらに掘り下げる。
司 会:武重伸秀氏 マツダ株式会社車両開発本部首席エンジニア 品質工学会・副会長
第9回:2023年3月8日(火)
(1)基調講演:
講演者:土屋元彦氏 品質工学会・元会長 元・富士ゼロックス(株)専務取締役
演 題:「経営とマネジメントの視点から経営革新に果たしたTQCの役割に関する考察~前回の椿講演に触発されて~」
(2)パネル討論:基調講演で提示された課題をQ&Aを行い、さらに掘り下げる。
司 会:吉澤正孝氏 クオリティー・ディープ・スマーツ(有組)・代表 品質工学会・理事
第 10 回:2023 年 10 月 24 日(火)15 時~18 時半 リモート開催(Teams)
(1)基調講演:
日本には様々な地域と地域の強みを生かした農業がある。日本の農業を総論で語るのではなく、今後の農業にどのようなチャンスがあり、どのようなアクションが考えられるか、議論する。
講演者:大國仁 様 株式会社 ACW パートナーズ 代表取締役
演 題:「現場目線で考える日本の農業のこれから」
(2)パネル討論:基調講演で提示された課題をQ&Aを行い、さらに掘り下げる。
司 会:鈴木智雄様 コニカミノルタジャパン株式会社 DX ソリューション事業部 ITS 事業推進統括部 IT サービス管理部 担当部長
第 11 回:2024 年 6 月 13 日(火)15 時~18 時 リモート開催(Teams)
(1)基調講演:
講演者:山本修一郎先生 横幹連合(学会集合組織)DX調査研究会主査,名古屋国際工科専門職大学情報工学科教授,名古屋大学名誉教授,元NTTデータシステム科学研究所長,経産省デジタルトランスフォーメーション加速に向けた研究会委員
演 題:「事業環境変化に向けた製造業DXの課題と進化」
(2)パネル討論:基調講演で提示された課題をQ&Aを行い、さらに掘り下げる。
司 会:鈴木智雄様 コニカミノルタジャパン株式会社 DX ソリューション事業部 ITS 事業推進統括部 IT サービス管理部 担当部長